リーダーは一人

No.28

いろいろなところに「方針」やら「モットー」やら貼っているのを見かけることがあるだろう。

今回はその「貼り物」についての話である。

 

方針について

我社に限らずどこの会社にもあるかもしれないが、上司の「方針」というものがが貼ってある。

それと一緒に「要望事項」というものも貼ってある。

 

まあ、それだけならいいのだが、問題はそれがいっぱい貼ってあるということだ。

 

要は、直属の上司のもののみならず、その上司の方針・要望事項、更にそのまた上司の方針・要望事項といった具合である。

その数なんと8枚である。

 

一番上の方針には戦略なんて言葉も入っていて、末端の社員からしたら???である。

 

そんなに多くの方針や要望事項を意識しながら果たして仕事をすることができるとでも思っているのだろうか?

 

 

必要なのは一つだけである。

それがトップのであるか、直属の上司のであるかどちらかだ。

 

我社ではそれぞれが変わるたびに方針と要望事項を示すというのが慣わしとなっているので、直属の上司のみのものをを掲示すべきである。

 

そして、その直属の上司は当然更に上司の方針と要望事項を自分の部署の任務から必要な方針と要望事項を作成して部下に徹底すれば良い。

 

もちろん、社長の方針を全社員に徹底するというやり方もある。

 

いずれにしても複数の方針を意識して任務を達成するのは現実的ではない。

 

社員が任務に邁進するときは一つの方針があれば良い。

 

あなたの会社には複数の方針があって部下を迷わせてはいないだろうか?

もしあるならば即刻剥がして一つにすべきである。

そうすればスペースもスッキリするし、視覚的にも方針がハッキリする。

 

あなたがリーダーなら、自分の上司の言葉は自分に留めておいて、部下には自分の言葉で方針を示すべきだ。

 

とは言っても、こんなことはトップがそこに気付いて止めろというか、肚の座ったリーダーが剥がさせるかしないと達成は難しいだろうが。

 

ワタシがここでこうやって発信するのも、そういう認識が広まってくれることを期待する部分もある。

 

とはいえ、ワタシも言い出したのだから上司に一度意見は言おうと思う。

 

皆さんの職場などにある「方針」等が一枚になることを期待して。

 

 

 

青ボールペンのススメ

No.27

青ボールペンのススメ

 

皆さんは何色のペンを使って筆記しているだろうか?

 

メモなどは黒のボールペン

ノートはシャープペンシルというのが一般的だろうか?

 

私はここ数年青色のペンを多用している。

これが本当にオススメなのだ。

 

なぜ青色がいいのか?

「ノートは消す必要があるからシャーペンじゃないと困る」という意見もあるだろう。

 

色によって、様々な効果がることが知られている。

その中でも青色はリラックスや集中力を高める色として知られている。

る。

 

中にはこんな書籍もある

 

頭がよくなる 青ペン書きなぐり勉強法 (中経出版)

頭がよくなる 青ペン書きなぐり勉強法 (中経出版)

  • 作者:相川 秀希
  • 発売日: 2015/03/03
  • メディア: Kindle版
 

その効果は実際に書いてみれば一目瞭然だ。

シャープペンシルや黒ボールペンで書いた字と比較すると、青ボールペンで書いた字が目に飛び込んでくることに驚くだろう。

 

私はアンダーラインや注意すべきところに赤ボールペンを使用している。

この二色だけだ。

これなら2色ボールペン一本で足りるからだ。

 

ここで、私が普段使用しているペンを紹介しよう。

 

 

 実際は3色ではなく4色を使っている。

4色は黒・青・赤・緑なのだが、青と赤しか使わないので、

青・青・赤・青にしている。

0.5だと少し太めなので0.38にしている。

フリクションはインクドバドバ系のボールペンなので、いつ無くなってもいいように予備として青を多めにしている。

ウッドでなければ数百円から購入可能だが、ウッドで名入れしても1500円程度で購入できるのでウッドをおすすめする。

質感はグッと高くなるし、ペンに重みがあるのでずっと書きやすくなるためだ。

書き味も初期の頃よりかなり改善されているので普段使いにストレスはない。

とにかく消せるという点で革命だ。

中学生の頃の自分に「これを使え!」と渡してあげたい。

現在は日常の90%はこれを使っている。

 

 

 

フリクション以外も使う。

よく使うのがこれだ。

。上記のような本体に好きなカラーをセットして使うというものだ。

書類の記入を考慮してここでは黒・青・青・赤としている。太さは0.3だこれはかなり細い。

(本来書類に青で記入してもOKなのだが、知らない人が多すぎて「は?」となることが確実なため。上司に書き直しを要求されたことも・・・ )

。0.3でも引っかかりがなくかけるのがハイテックCの良いところだ。

その細さを活かして、狭い場所にもピンポイントで書き込める!

4本が入る本体が細めなのも嬉しい。(フリクションは太め)

リフィルには他にもシャーペンもあるし、なんと消しゴムまであるのには驚かされる。

 

 

他にも

 

ゼブラ ジェルボールペン サラサクリップ 0.5 10色 JJ15-10CA

ゼブラ ジェルボールペン サラサクリップ 0.5 10色 JJ15-10CA

  • 発売日: 2015/02/18
  • メディア: オフィス用品
 

サラサクリップはその名の通り本当にサラサラと気持ちよく書ける。

フリクションを使い始める前はこれを愛用していた。

今でも使うが、消せないのが・・・

 

そして、知る人ぞ知るのが

 

 

Vコーン!!

直液式と言って液体のままのインクが特徴だ。

恐ろしいほどなめらかにスラスラ書ける。

0.5mmより細いのはないので、大きな紙に考え事をするときなどに使っている。

ちなみにホームセンター等で売っていることはほとんどない。

 

水性ばかりになってしまったので、最後に油性ボールペンを 

 

油性ボールペンといったらやっぱりジェットストリームかと。

初めてこれを使ったときの衝撃は忘れられない。

持っているすべてのボールペンを処分してしまったほどだ。

油性ボールペンとしては驚異的なサラサラ感でとても書きやすい。

 

だが、

ちょっとインクのダマが気になるんです。

0.38だったらほとんどないのかもしれませんが。

最近買ってないので情報あったら教えて下さい。

 

 

ここまできたらノートも紹介しよう!

 

このノートは凄い!

水平開きといってどこのページを開いても真ん中が盛り上がらずフラットに開く。

モノ好きなひとならこれだけで感動モノだ。

これだけで素晴らしい方眼ノートなのだが、「脳スッキリ」とはどういうことか?

このノートは青い紙を使用して集中力を増加させるだけでなく、紙の表面が少し凸凹しているのだ。その凸凹によって手が刺激されて更に能力アップを図っているのだ。

 

 

どのように書くかという「ノート術」はいずれ紹介するとして、今回は青ボールペンのすばらしさと代表的な商品を紹介した。

 

「何が青ボールペンだ、そんなので集中力アップするわけないだろ!」

そんなふうに思っている人こそ、だまされたと思って試してみてもらいたい。

 

きっと驚くこと請け合いだ。

そして、中学生の頃の自分に渡してあげたいと思うことだろう。

 

結 論

青ボールペンを買う

青ボールペンで書く

 

 

 

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とりあえずやってみよう!

No.26

「とりあえずやってみよう!」

 

「とりあえずだなんて、なんだかいい加減なことを言うなあ」

そう思う読者も居るかも知れない。

 

だが、人生で成功する上でこのことはとても重要なことだ。

 

 

皆さんに質問です。

 

「あなたは、行動力がある方だと思いますか?」

 

行動力というものは人間が成長する上でとても重要な資質である。

 

何かを成し遂げたいと思ったときに、それを実行に移せるか否かは行動力で決まる。

 

人間の特性として「ホメオスタシス」というものがる。

日本語では「恒常性」といい、現状を維持しようとする働きのことだ。

 

生物の機能としてのホメオスタシスはまさしく生命を維持しようとする働きそのものであり、体温を一定に保ったりするのもそのおかげだ。

 

一方、心理学としてのホメオスタシスについては、生活や環境を維持しようとする心理的な働きのことである。

単純にこのことが悪いとは言い切れないのだが、新しいことに挑戦しようとするときなどにはこのホメオスタシスがその邪魔をしてしまうことが多い。

いわゆる三日坊主はその典型だ。

 

また、三日坊主どころか、最初の一歩が踏み出せない場合も同様だ。

ホメオスタシスがブレーキを掛けてしまっているのだ。

 

だが、何もしなければ何も得られるはずがない。

 

道具を揃えたり、完璧な計画を立てている暇はない。

 

まずはやってみるべきだ。

 

道具はとりあえず、ありあわせのもので構わない。始めてからのほうが見た目に惑わされず本当に必要なものが分かるというものだ。

 

計画も同様だ。

何もやっていないうちに計画を立てても、始めたら結局変わってしまうものだ。

 

「とりあえず、やってみる」

 

これこそが、成功への第一歩なのだ。

 

 

同様のことは最近のビジネス事情にも当てはまる。

 

メイドインジャパンのブランド力の低下が著しいのは、スピード感がないからだという。

 

日本はその気質から完璧な商品でなければ世に出せないというモノづくりが特徴だ。

出来上がったものは素晴らしいのは間違いない。

 

これが伝統的な製品だったらそれで問題ないだろう。

 

だが、スマホやドローンを始めとする最新のテクノロジーを使った商品はどうか。

 

日本が完璧な製品を2年かけて世に出すとしたら、世界は完璧でなくとも1年で出してしまうというのだ。

 

細かい点を完璧にするよりも、その新しいモノを早く世に出すということだ。

 

そして、それを購入したユーザーから得られるフィードバックをもとに、それをより良いモノにしていく。

 

日本が後から完璧な製品を出しても、そこに新しさが感じられないということなのだ。

 

 

このことからも、世界は今、スピード感と先進性を求めていることが分かる。

 

逆に、それがあれば、多少の不十分さは許されるということでもある。

 

 

人間の成長も、商品の開発も似たような要素があるということだ。

 

とりあえずやってみる。

     ↓

そのフィードバックをもとに、さらに深化させていく。

 

この繰り返しである。

 

取っ掛かりが遅い完璧主義者などあっという間に突き放せることは間違いない。

 

「成長するために、とりあえず最初の一歩を踏み出そう!」

そう「とりあえず、やってみる」のだ。

 

 

 

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そのトレーニングは本当に目標達成に向かっているか?

No.25

「そのトレーニングは本当に目標達成に向かっているか?」

 

最近ウェイトトレーニングに本格的に取り組んでいた。

 

理由はたるんできた身体をハリのある身体に戻したいからだった。

 

正直、武術身体操作的な観点から述べると必要ないことは分かっていた。

 

体重増加、打たれ強さの向上以外に実感できることはなかった。

 

競技選手の頃もトレーニングをしていたが、それでパフォーマンスの向上という実感があったかというと、よくわからないのが正直な感想だった。

 

一番のトレーニングは競技そのものの中にある。

 

一般的に、試合や実戦を分解していったものが練習体系になっているはずだ。

 

試合や実戦を分解した練習は、動きや場面を切り取って構成することから、練習の成果をあまり外すことがない。

 

一方、ストレッチや筋力トレーニングなどはどうだろうか?

 

「足を高く上げないといけないから」

「もっと筋力をアップしないといけないから」

そういった目標を達成するためにトレーニングメニューを構成しているだろう。

 

だが、その動きは競技の動作とは似ても似つかない。

 

筋肉をいかに効率良く鍛えるかということに特化しており、その競技用のトレーニングではないからだ。

 

ウェイトトレーニングではいかに筋肉に「効かせる」(つまり疲れる)ということが重要だが、競技においては「疲れない」ことが重要だからだ。

 

つまり筋肉を強化する過程で「疲れやすい」「非効率」な身体になってしまう可能性がるということだ。

 

そのため、ウェイトトレーニングの成果が試合におけるパフォーマンスアップに直結しない可能性がある。

 

以上のことは競技選手の頃から認識して履いたのだが、地味な練習よりトレーニングのほうが成果がわかりやすく(トレーニングにおける成果という意味)、不安がつきまとう競技選手にとっては精神安定効果の方が続けていた理由かもしれない。

 

最近のウェイトトレーニングで重量アップや筋力アップの成果は確実に現れていた。

 

だが、それは武術身体操作を困難にしてしまっていた。

 

いままでできていた技ができなくなってしまったのだ。

 

その詳細はここでは書かないが、精神的ショックは大きいものだった。

 

仕事が忙しくなったこともあったのだが、ウェイトトレーニングを止めてしまったのだ。

 

現在は少し変化をつけたトレーニングをしているが、そのせいかできなくなってしまった技が少しずつできるようになってきている。

 

 

以上の例は体力的なことだが、このパターンはそれに限らない。

 

トレーニングが目標とズレてしまうことは良くあることだ。

 

また、トレーニングそのものが楽しくなってしまうことも良くある。

 

だが、トレーニングはあくまでも目標を達成するための一つの手段でしかない。

 

常に目標と現状のギャップを分析し、そのギャップを埋めるためのトレーニングをしなければ意味がない。

 

トレーニングは楽しい。

だが、トレーニングは手段の一つである。

目標達成に必要なトレーニングを考察し、常にチェックする必要がある。

 

是非、真に必要なトレーニングを考えて実践してもらいたい。

 

 

 

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「アウトプットでモノになる」

 No.24

「アウトプットでモノになる」

 

 

 

何かを学ぶにあたってインプットばかりしてしまってはいないだろうか?

 

読む。

 

聞く。

 

私もそうだが、自己啓発はどうしてもインプットの時間が多くなる傾向にある。

 

だが、インプットだけでは人間は成長しない。

 

インプットした学びをアウトプットすることによって、初めて人生に変化を及ぼすことが出来るのである。

 

 

人は何かを始めようとする時に、本を購入して読んだり、Webサイトや動画を観たりして情報をインプットするところから始めるのが一般的な手順であると思う。

 

確かに読書は素晴らしい。

最高の自己啓発であると私は思う。

また、現代ではインターネットからスピード感のある情報を入手することが可能だ。

 

だが、思い出してみて欲しい。

 

読んだ本の内容やYouTubeの内容をどれだけ覚えているだろうか?

 

大多数の人が何となくでしか説明できないのではないかと思う。

 

それはなぜか?

 

アウトプットを前提としていないからである。

せっかく向上心を持って貴重な時間を自己啓発に割いても、アウトプットすることがなければそれは自己満足で終わってしまう。

 

それほどまでに、アウトプットは重要なことなのである。

 

 

 

まずはじめにインプットについて。

 

最初にも書いたようにインプットは「読む」「聞く」「見る」が主体である。

 

だが、なんとなく眺めているYouTubeで成長することはない。

 

どんなに素晴らしい本を読んでも流して読むだけでは成長することはない。

 

そのために、まずインプットの意識から変える必要がある

 

 

あなたは人に物事を教えたりした経験があるだろうか?

 

人生において何かしら人に教えるという機会は多く有るはずだ。

 

教育者は勿論のこと、

上司から部下に

先輩から後輩に

教える機会は数多い。

 

そのための準備としてのインプットとすれば意識は簡単に変わる。

 

来週のプレゼンのために資料を読む。

格闘技の技を教えるために動画を観まくる。

 

このような条件があれば、相当な集中力で学べるはずだ。

 

そして、実際にプレゼンや教育はこれ以上ないアウトプットの機会である。

 

「読む」「聞く」「見る」というインプットの際に

「書く」「話す」「行動する」というアウトプットを前提とするのだ。

 

 

そうすることによって、インプットの効率は最大化するはずである。

 

アウトプットする前提でインプットする!

 

 

つぎに、アウトプットについて

 

実際に教える機会がある人はその機会を最大限に活用すべきである。

教育者や人に物事を教える専門職であれば、アウトプットの機会は多いはずだ。

 

だが、仕事上などの理由でアウトプットの機会が少ないという人も多いのではないかと思う。

 

そんな場合にどうするか?

 

様々な工夫をして強制的にアウトプットしてしまうのが得策だ。

 

本を「読んだ」ら「書評を書く」

ノートに内容をまとめるのも良いし、自分がやろうと思うことを書き出しのも良い。

Amazonにレビューを書いてみるのもいいだろう。

 

日記やブログを書くのもいいだろう。

この記事もそうだが、人目に晒されるのは怖さが有る。

特に現代のネット社会では炎上や心無いコメント等のリスクも有る。

だが、実際にアウトプットするという機会という観点からすると相当に有効だ。

 

もちろん、インプットしたことを普段接している人にアウトプットできれば素晴らしいことだ。

知識のひけらかしではなく、あくまでもアウトプットとしてだ。

 

人に話すということは「伝える力」を向上させるのに非常に有効だ。

 

そして、最後に

「行動する」ことを是非やってもらいたい。

 

面白そうなことがあればやってみる。

良い勉強法なら取り入れてみる。

美味しそうなら食べてみる。

 

「行動力」についてはいずれ書いてみようと思っているが、成長力の中でも重要な資質である。

 

なにか情報を得たらそれを行動に移すのもアウトプットだ。

 

 

読者の皆さん。

是非、アウトプットを意識してインプットを

そして、積極的にアウトプットの機会を作って、より素晴らしい人生を送ってもらいたい。

 

 

 

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カラーバス効果

No.23

「カラーバス効果」

 

「今日のラッキーカラーは靑!」

そうテレビの占いを見た日に、一日青いものが目に入ってくるというような経験をしたことはないだろうか?

 

このことをカラーバス(Color Bath:色を浴びるの意)効果といい、一つのことをを意識することでそれに関する情報が無意識に集まるようになる現象のことである。

 

このことは目標達成にも大きく影響することであるので、ぜひこの記事を読んで「カラーバス効果」を活用してもらいたいと思う。

 

 

さて、情報化社会と言われて久しいが、世の中はありとあらゆる情報にあふれている。

その全てに目を向けるわけにはいかないので、人間の脳は無意識で情報を取捨選択している。

情報にフィルターを掛け、必要な情報だけ意識されるようになっているのだ。

 

カラーバス効果は色だけでなく、あらゆる情報に適用される。

 

◯カラーバス効果(私の例)

先日車を買い替えた時のこと。

その車のことは知ってはいたが、あまり多く販売された車ではなく、すでに絶版車となっていたこともあって、最近街中で走っているのを見かけたことはなかった。

ところが、乗っていた車の故障から買い換えの検討にその車のことが急浮上した。

その日からというもの、台数は少ないものの実際に街中を走るその車を何台も見かけるようになった。

しかも、同じマンションの駐車場にも何台か停まっていたことに気が付いたのだ。

カラーバス効果については知っていたし、経験もあったのだが、これ程とは正直自分でも驚きだった。

 

カラーバス効果とは人間の脳が持つ高性能な検索エンジンなのだ。

 

 

ところで、このカラーバス効果をいかにして成長のために活用していくのか?

 

◯カラーバス効果の活用方法

まずはじめに、

『そのことを強く思うこと』

 

「あの車が欲しい!」

「〇〇試験に合格したい!」

「〇〇大会で優勝したい!」

などと、目標を設定することから始まる。

 

この時に大事なことは

『方法論は考えなくて良い』ということだ。

 

「貯金がないから・・」

「今の実力からしたら・・」

などと考える必要はない。

そんなことを考えてしまっては、実現したときのことをイメージしずらくなってしまう。

 

欲しい物、なりたい自分を強くイメージすることが重要なのである。

 

『強く思うこと』によって、カラーバス効果が働き、自然と情報が集まってくるようになる。

その中には強くなる方法や安く購入する方法が含まれるハズだ。

 

 

情報が集まってきたら後はその情報に従って実行する。

 

実行していく中で、そのことについてより理解が深まったり、新たな問題が発生することだろう。

 

その問題認識が新たなカラーバス効果を生み、次々と情報が入ってくる。

 

この繰り返しで目標はきっと達成できるハズだ。

 

まとめ

◯カラーバス効果は人間が持つ高性能な検索エンジンである。

◯方法論は考えずにそのことを強く思う。

◯実行する。

 

 

是非、カラーバス効果を活用して目標を達成してもらいたい。

 

 

 

 

 

 

 

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書籍紹介「一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート」

No.22

書籍紹介「一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート」

 

今回は書籍紹介である。

私は読書こそが最高の自己啓発であると信じて疑わない

人は文字を発明したことによって記憶だけでなく、記録を後世に伝えることが出来るようになった。

誰の言葉か忘れてしまったが、読書を勧めるのに最適な言葉がある

「すべてを経験するには人生は短すぎる」

 

 

東京オリンピックは延期になってしまったが、今回は陸上競技選手の話である。

ハンマー投げの室伏広治選手の活躍も一昔前の記憶になりつつ有るが、私の中で世界に通じる投擲選手と言えば、室伏広治選手の父でアジアの鉄人と言われた室伏重信氏が印象に強い。

室伏重信と言えば、ハンマー投げでオリンピック代表4回、日本選手権10連覇、アジア大会5連覇、そして息子の室伏広治選手に抜かれるまで日本記録を保持しており「アジアの鉄人」と称された、現在でもその記録は日本2位でありその記録を更新したのは39歳の時である。若いときは相撲が抜群に強く、横綱双葉山から入門を勧められ本人もその気だったのだが、母親の反対により断念したという逸話も有る日本陸上界のレジェンドである。

私は室伏重信氏の選手時代はほとんど知らないのだが、当時の空手雑誌に空手の各流派トップ選手とオリンピック代表選手そして室伏重信氏の体力テストの比較が在り、空手選手はオリンピック選手にも引けを取らないという数値の高さが印象的だったのだが、室伏重信氏だけは別格でダントツの数値を誇っていたところから気になる存在であった。

 

私が今までのオリンピックの中で最も多く見ることが出来たのが1988年のソウルオリンピックである。

その中のやり投げ選手に溝口和洋選手が居た。

投擲選手らしい鍛え抜かれた身体と、見るからに強そうな顔つき。

残念ながらオリンピックでは結果を残せず、いつの間にか陸上界から姿を消していた。 

 

その後、室伏重信氏の息子である室伏広治選手の活躍により日本投擲界は盛り上がりを見せ、アテネオリンピックで金メダルを受賞するという最高のクライマックスを迎えた。

その室伏広治選手が若い時に指導を受け、影響を受けたのが溝口和洋氏であった。

 

現在でもやり投げ日本記録保持者である溝口和洋氏のルポルタージュが表題の

「一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート」である。

 

 

溝口和洋の伝説

○中学時代は将棋部

○インターハイはアフロで出場

○高校生でやり投げを始めて、インターハイ3位

○ウェイトトレーニングを1日12時間

○ベンチプレスの総重量1日100t

○二日酔いで日本選手権に出場し優勝

○幻の世界新記録を投げたことが有る

○トレーニングは100%ウェイトトレーニング

(トータルのトレーニングは120~140%)

○引退後はパチプロで生計を立てる

○マスコミ嫌いで気に入らない記者を袋叩きにした

○一日タバコは2箱、酒はボトル1本を飲んでいた

 これだけでは済まないが、とにかく破天荒な人物なのだが、やり投げに関する執念とも言える取り組みは凄まじい。

搾取するばかりの陸上界とも断絶状態

実は繊細な人柄

 

 

私はこの本を読んでいて、溝口和洋氏の姿が一人の武道家と重なった。

柔道界の鬼、木村政彦氏である。

 

木村政彦の伝説

○「木村の前に木村無く、木村の後に木村無し」と言われた

○1日10時間以上の練習

○寝ている間は進歩しないので3時間睡眠

○3倍努力が有名だが、通常の練習にプラスして3倍なので実は4倍

○全日本選手権を13年間保持(戦争中未実施期間を含む)

○グレイシー柔術のエリオ・グレイシーに腕絡みで勝利し、「キムラロック」の名を残す

○170cm85kg程度の体格だが、山下泰裕より強かったと言われる

○大木に帯を巻いて1日1000回打ち込みをし、その大木を枯らした

○ベンチプレスの仕上げに腕立て伏せを1000回

○師匠が団扇で扇いでくれというと、畳を持ち上げて扇いだ

○電車の吊り革の丸い輪を握って割ることが出来た

などと数々の伝説が有るが、酒で身を崩し、凄まじい実績にも関わらず講道館からあまり評価されず七段に留まるなど、共通するところも多い。

 

木村政彦氏に関しては、またいつかの機会に取り上げたいと思う。

 

本題に戻る

読んでいて印象的だったのは

とにかくトレーニングが凄まじいということである

1日12時間以上のトレーニング

週1日の休養日といっても完全休養ではない

休みは盆と正月の2日間のみ

トレーンングのセットや超回復の概念などに全く囚われていない。

 

もうひとつは「常識を疑う」ということ

溝口氏が言うには「リラックス」は力が抜けていることではなく、

「力が入っているが、自分では意識していない状態」だという

これは力んでいるというような低レベルの話ではもちろんない

ロッククライミングの際に指でぶら下がっている状態になるが、この時指先に力を入れている意識はないが実際は力が入っている。この状態が真のリラックスだという

 

「後ろ向きに走るのは遅い」と思われているが、本当に遅いのか?

自分で検証した結果のみを信じていた

結果「常識と言われていることはほとんどデタラメだ」

ということが分かったという

 

「自分の考えでそうしていた。誰かがそう言っていたからとか、そんな理由で自分の行動を決めたことは一度もない」

 

そんな溝口和洋氏もハードトレーニングがたたって故障し引退を余儀なくされてしまう

 

87mを投げたのに60mしか投げられなくなってしまう

 

その後トレーニングを見直し、80mを投げることに成功する

 

その過程が指導力の向上に非常に役立ったという

 

引退後は地元和歌山で農業を営んでいるという

 

陸上界とはいまだに軋轢があるというが、東京オリンピックを前に必ずやその強烈な伝説が再びクローズアップされるはずである

 

今回この記事を書こうと思い立ち、調べていたところ、文庫化直前であることを知り発売日に購入した次第であった。

偶然といえばそれまでだが、それもまた必然であったと私は信じる。

 

 

「一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート」

漢なら必読の書である

 

 

 

 

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